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BLS(basic life suport)

九月に一般市民向けの普通救命講習を受けた後、この10月19日に医療従事者向けの専門的なBLS(basic life suport)を受講しました。

概略は、倒れている人を見れば、まず第一に両肩を叩いて呼びかけ、反応をみる。意識がなければ、呼吸を約10秒程度胸の昇降により確認し、呼吸がなければ、周りの人に大声で119への連絡とAEDの用意を依頼する。
すかさず、頸動脈を触知して、脈がなければ間髪を入れずに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始め、胸骨圧迫を30回行って2回人工呼吸、このパターンをAED到着まで続ける。到着したらADEの蓋をあけ電源をいれ、機種により蓋を空けると、自動的に電源が入る物もあるが、所定の位置にパッドをはる。その間も圧迫は中断せず続ける。AEDが電気ショックが必要かどうか診断していますと音声が流れると一旦圧迫を止め、電気ショックを必要としませんとの音声では、そのままCPR(人工呼吸と胸骨圧迫)を続ける。電気ショックが必要で離れてくださいと音声が流れると、周囲の人に患者から離れることを指示し、電気ショックを待つ。ここで重大なことは、ショック…の後すぐ心臓の鼓動が戻るのではないということ。AEDは、除細動を行うものであり、心室の細動、つまり心臓の筋肉の不規則な震えを除去するのであり、除細動を行うと心臓の拍動が停止、つまり心臓が止まってしまいます。だからその後も中断せず。CPRを続けなければなりません。二分程度続けてもう一度心臓の拍動が見られなければ、もう一度AEDのスウィッチを入れる。救急隊が到着するまで続けることです。AEDは、心室細動には効果があるが、心臓の血管が詰る心筋梗塞には、効果がありません。一刻も早く病院に搬送して、血栓溶解剤で詰まった血栓を溶かす等の処置で、心臓の血流を再開させるしかないのです。
その場合でも我々が、現場で出来ることは、CPRを続けるしかないのです。いついかなる時に緊急を要する人と遭遇するとも限りません。是非講習を受けて、一人でもかけがえのない大切な命を救える手助けになりたいものです。

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