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🦷根管治療の成功率の違い🦷
歯の根っこの内部を治療する「根管治療」には2種類あります🦷
1つめは「初回治療」といわれる、1番最初に歯の内部を治療し始めた段階です。この段階ではまだ根の内部の細菌感染が少なく、根の内部の形も元々の形が維持されているため「しっかり治療を行えば」成功率は高い(今後再発する可能性が少ない)といわれています。
ここでいう「しっかりした治療」とは、初回治療の段階でラバーダムなどの細菌を侵入させない器具を使用する、マイクロスコープで感染源の取り残しが無いように精密に治療することなどが挙げられます。
2つめは「再治療」といわれる、一度根管治療が行われた歯の内部に再び細菌が感染した状態です。初回治療と異なり、再治療の歯の内部には細菌が大量に侵入しており、さらに元々の根の形態が変わっていたりさまざまな合併症を併発して非常に治療が困難となる場合があります。
ラバーダムやマイクロスコープを使用してもその成功率は初回治療よりも低下し、治療が難しい場合には根の先を切り取る手術(歯根端切除術)や抜歯が適応となります。
ですので、根管治療においてはきちんとした初回治療を受けることが重要です。それにより再治療が少なくなり、ご自身の歯を残せる可能性が高くなります。また再治療が必要となった場合もラバーダム・マイクロスコープを使用したうえで、さらに根の先を切る手術(これもマイクロスコープを使用しながら行います)までできると成功の可能性は高くなります。
当院では現在、インターネットで調べて遠方より来院されたり他院様からのご紹介で来院された患者の根管治療を多数行っております🦷気になることなどがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ📞