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マイクロスコープを使った歯周病治療🦷

最近、テレビのCMでも「歯周病」や「歯槽膿漏」という言葉をよく耳にします。

歯周病(歯槽膿漏)とは歯茎の細菌感染症です。歯茎の周辺や歯茎の中に歯周病関連細菌がこびりついていると、体内への細菌の侵入を阻止しようとして炎症が起こります。炎症が生じた結果、歯槽骨(歯の周囲の骨)が吸収し、歯がグラグラになって最後は歯が抜けてしまう病気です。それに対して、むし歯は歯の感染症であり糖分をエサにしてむし歯菌が酸を作り出し、歯に穴をあけてしまう病気です。

実は近年の日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病です。ひと昔前は第一位はむし歯だったのですが、むし歯はフッ素入りの歯磨き粉の普及により予防が可能となったため歯周病が第一位となりました。

歯周病の予防・治療にはまず何よりも日常の歯磨きをしっかり行い、歯茎の周囲に細菌を生息させないことが重要です。ですので、歯周病治療はまず歯磨きのやりかた・磨けていない部分のチェックからスタートします。日常の歯磨きをしっかり行っていただきながら、歯科医院では主に「歯石」という歯の周辺や歯の根の周囲にこびりついた石のようなものを除去します。歯石自体は歯周病の原因ではないのですが、歯石の表面がザラザラしており細菌のすみかとなってしまうため、歯周病治療において歯石の除去も重要です。

歯の根の内部の治療(根管治療)は根の内部という閉鎖された空間内の細菌を除去する治療ですが、歯茎の周囲の治療(歯周治療)は開放された空間の細菌を除去する治療であり感染の源である細菌を除去するという点ではコンセプトは同じです。ただし、歯周病の治療は歯茎の周囲という開放された空間で行いますので、歯磨きがおろそかになるとすぐに細菌だらけになってしまいます。ですので、歯周病治療においても日常の歯磨きをしっかり行っていただく必要があり、患者さまの治療への参加が重要となります。

当院では歯の根の治療である根管治療に力をいれておりますが、歯周病治療にも積極的に取り組んでいます。特に歯石を除去する際にはマイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使用することで歯茎の内部の深いところまで確認することが可能になり。より質の高い治療が可能となります。

マイクロスコープ担当医の予約枠に限りがございますので、マイクロスコープを使った歯周病治療をご希望の場合はご予約時に「マイクロスコープ治療を希望」とお伝えください。

 

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